第70章あなたのスキルには改善が必要

「ママ……」エマはシャーロットに向かって首を振り、手をぎゅっとつかんだ。

シャーロットはきょとんとして、エマが何をしたいのか見当がつかなかった。

「どうしたの、エマ?お話はいらないの?じゃあ、お歌にする?」とシャーロットはたずねた。

エマはまた首を振った。今度はシャーロットの手を握ったまま、ぴょんとベッドから降りる。大きく澄んだ目が、まっすぐシャーロットを捉えていた。

戸惑った表情のシャーロットを見ると、エマは空いた手で扉のほうを指さした。

ようやく合点がいって、シャーロットは言った。「どこかに連れていきたいの?」

エマは嬉しそうに何度も頷き、瞳のきらめきがいっそう増した。

シャ...

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